「小さな会社の仕事をもっと面白くする。」

人はたくさんの時間を働くことに費やします。これは経営者も同じです。
もし働くことが家族や社員といった身内の生活費を作るためのつまらない苦行だとしたら、こんな不幸なことはないと思います。
今思えば、私が会社員を辞めて独立したのもそれに耐えられなかったからかもしれません。

だから、私は「小さな会社の仕事を面白くする」ことを仕事にします。

私と同じことを考えている人がお客様であれば、
私がその人の願いや苦しみに心から共感することが出来れば、
私はその人の成功を素直に自分の喜びとすることが出来ると思うからです。
そういう仕事であれば、これから一生をかけて苦労する価値があると思うからです。

・会社の仕事を面白くする

会社の仕事を面白くするとは具体的にどういうことか。
私は次の4つの条件がそろっているのが面白い仕事だと考えています。

① 苦労する意味のあることで、
② 気の合う仲間と
③ 自分の好きな事・得意なことを精いっぱいやって、
④ お金の心配をしなくていい。

なぜこの4つかといえば正直はっきりとした根拠はありません。
自分自身を振り返ってどんな時に仕事が面白いと感じたのかを考えたらこうなりました。

ですから、「小さな会社の仕事をもっと面白くする」という私の仕事を言い換えるなら、私の仕事はお客様の仕事がこの4つの条件を満たすようにすることであると考えています。

・どうやって仕事を面白くするのか。

それではどうやってこの4つの条件を揃えるのでしょうか。
私は一つの方法として、社長の理想を目標として明確に定義し、そこに至るプロセスを作業レベルで具体化することによって可能になると考えます。

「会社は利益をあげるものである」などという会社経営のことを何も知らない素人が口にするようなくだらない一般論は一切捨ててしまって、
社長ご自身がどうありたいのかを事業の目標として明確に定義する。

そして、そこに向けて何をすればいいのか。それこそ、手帳に書き込めるぐらい具体的な作業にまで詳細に落とし込んでしまう。

それが出来れば、日々の作業は、それがどんな小さなことであっても苦労して成し遂げる意味のあることになります(4つの条件の①「苦労する意味のあることで」)

そのくらい自社の目指すものが明確になれば、そこに集まる社員も必ずそれを理解してくれる気の合う仲間にるはずです。そうでない人は、拒絶反応を起こして近づいてこないでしょうから。(4つの条件②「気の合う仲間と」)

そして、作業レベルでやるべきことが明確で具体的になれば、日々の仕事も自分がやるべきことと、ほかの人がやることが振り分けることが出来ます。(4つ条件③「自分の好きな作業を目一杯やって」)

このくらい、一つの目標に向けて、人とタスクが一貫して組織されれば、どんな仕事であっても必ず利益はます。

もちろん、情熱大陸で特集されるような「かっこいい成功者」とか日本中の誰もがうらやむような大金持ちになれるかどうかはわかりません。
しかし、お金に不安を抱えるようなおかしなことにはなりようがありません。(4つの条件④「お金の心配をしなくていい」)

 

私自身も自分の経営計画のフォームで自分の目標と仕事を明確にしています。


4つの条件を満たしているというのもそうですが、同じくらい大きいのは「仕事を楽しむ余裕が出来た」ということです。

すぐに何かが変わるわけでもないのですが「これさえやれば大丈夫」という安心感があります。
その安心感が迷いをなくして、時間と気持ちに余裕をもたらします。
その余裕が決められたタスクを前倒しで進める原動力になってくれるので、以前よりもずっと少ない負担でたくさんの作業を出来るようになりました。
その結果、少しずつですがお金や仕事内容も自分の思った方向に進んでいるという実感があります。

私も以前は何のために独立したのかわからないくらい、ひどく苦しい思いをしていましたが、これが出来るようになってようやく仕事が面白くなってきました。

・「小さな会社」

会社の仕事が面白いかどうかが、社長も含めた会社で働く人にとって最も重要になるのが小さな会社だと思います。

それも、私のように脱サラした個人事業主や一人で始めてようやく社員を一人雇えるようになったような本当に小さな会社です。
こういう会社の社長、すなわち、現在の低成長社会であえて独立を選ぶような人は、仕事に対してお金以上に生きがいを求めている場合がほとんどです。

しかし、この時期の社長もその周囲の人も経営者としてのキャリアが浅い人ばかりで、「会社は利益を稼ぐものだ」という人が圧倒的に多くなってしまいます。
結果、社長の想いに理解や共感を示すことが出来る人がほとんどいません。

ですから、私は「小さな会社」の社長のために仕事をします。
そんな社長の想いに本当に共感できるのは同じ境遇を経験している私のほかにないと思うからです。

そして、かつて日本の繁栄を支えた大企業はその官僚化が極まって、いよいよ新しいものを生み出す力を失いました。
これからの日本を作るのは、強い情熱をもってお金を超えた何かを求める「小さな会社の社長」であるとおもいます。

そういった方を支える仕事には私たちが全力を尽くす意味があると信じています。